ご注文番号:23868
刀:白鞘入り、拵え付き(第37回重要刀剣)
銘: 無銘(伝 来国俊)
古刀:最上作:大業物:山城
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(伝 来国俊)としては 最上作 にランクされます。
鎺:金着二重
刃長:69.4cm
反り:1.5cm
目釘穴:2個
元幅:2.85cm
先幅:1.84cm
重ね:0.58cm
刀剣重量: 535 グラム
時代:鎌倉時代後期 正安1299年
体配:擦り上げ無銘の体配で身幅、重ね尋常な鋒ややのびた刀。
地鉄:小板目肌よく詰んで地沸がつき映りが現れる。
刃紋:匂出来直刃、明るく冴えて小足柔らか入り、刃縁柔らかく、帽子丸く返る。
特徴:来国俊は国行の子で鎌倉時代後期頃に活躍し、品格のある作品を製作した。
拵え:
鐔:変わり形の鍔に武艦図
目貫:猪の図を彫り金色絵。
縁頭:赤銅魚子地に松や鳥、人物を高彫りし金で色絵をほどこす。
鞘:黒と朱の印籠刻鞘。
小柄小刀:赤銅魚子地に雪に覆われた松樹を高彫りし金で色絵をほどこす。
笄:赤銅魚子地に雪に覆われた松樹を高彫りし金で色絵をほどこす。
葵美術より一言: 来国俊は特に地鉄が美しく黒味を帯びた地鉄に地景が入りよく観察するとかなり働きがあると気付かされます。
刃紋は直刃ですが細かな足が入り刃縁は柔らかかく 映りが立つなど出来は最上級の作品です。是非お勧めしたい作品です。
第37回重要刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
価格:5,950,000円