ご注文番号:23527
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 肥前国正廣(六代)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は肥前国正廣(六代) としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:銀一重鎺
刃長:2尺2寸5分 68.25センチ
反り:5分 1.515センチ
目釘穴:1個
元幅:3.27センチ
先幅:2.36センチ
重ね:0.76センチ
刀剣重量 855 グラム
時代江戸時代 享和の頃
体配:身幅が広く重ね厚く反りが適度につき、切先やや長い健全な作品です。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで精良な地鉄となる。
刃紋:沸出来小足が柔らかく働き葉が所々に現れ古さを感じさせる。帽子今一枚風に返る。
特徴:6代正広は友之進と称し幼くして父を亡くし6代忠吉の門に入る。享和2年四十五歳に相当作品8代忠吉の如く直刃出来で刃中の働きが豊富であります。
葵美術より一言:がっしりとした作品で肉置きの良い作品です。855グラムある作品で健全な作品で肥前刀独特の綺麗な地鉄で小貫肌を焼く。この肥前肌は鍋島藩でかたく守られた地鉄で江戸時代末期まで続く。初代から8代か9代まで続く忠吉の家系でよく絶えることなく続いたと感心させられます。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形