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揃金具:東明:鍔、小柄、縁頭、目貫、裏瓦、栗形(重要等装具 第65回):粟穂図

ご注文番号F24432

揃金具(鍔、小柄、縁頭、目貫、裏瓦、栗形):粟穂図(重要等装具 第65回)

鍔:
銘:吟松亭 東明(花押)
寸法:5.6cm x 4.05cm
重ね(耳):0.5cm
重さ:61g
特徴:喰出形の鉄磨地に粟穂の図を高彫り、金・銀・四分一で据紋象嵌色絵を施す。

小柄:
銘: 吟松亭 東明(花押)
寸法:9.6 cm x 1.45 cm
特徴:赤銅魚子地に粟穂の図を高彫り、金・赤銅・緋色銅で据紋象嵌色絵を施す。

縁:
銘:吟松亭 東明(花押)
寸法:3.8 cm x 2.0 cm x 1.0 cm
頭:
寸法:3.45 cm x 1.6 cm x 1.0 cm
特徴:鉄磨地に粟穂の図を金で据紋象嵌色絵する。

目貫:
銘:割短冊銘 吟松亭・東明
寸法1:2.03 cm x 1.70 cm
寸法2:2.06 cm x 1.60 cm
金無垢地に粟穂の図を容彫る。
重さ:合計12g

栗形:
銘: 東明
寸法:3.3 cm x 0.8 cm x 1.1 cm
特徴:鉄磨地に粟穂の図を金で据紋象嵌色絵する。

裏瓦:
寸法:3.5 cm x 0.7 cm x 0.2 cm
銘:無銘 東明
特徴:鉄磨地に粟穂の図を金で据紋象嵌色絵する。小縁金。

時代:江戸時代末期

説明:荒木東明は、文化十四年に京都で生まれ、十三歳の時、後藤東乗に師事し「東」の一字を許され東明と名乗り、後に後藤一乗の門に学び「一斎」の工名を許されて一斉東明と銘している。京都の画家林蘭雅について下絵を学び、特技である粟穂の彫刻は蘭雅との研究により考察されたものといわれ、この粟穂を持って当時から著名であったという。
本作は、まさに「東明ここにあり」を文字通り実現した作品ともいえよう。すべての金具に東明を東明足らしめたあわ粟穂が、高い技倆と技巧を伴って使用され、東明の粟穂にかける自負と責務さえ感じ取れる作品である。どの粟穂も実りの情景が零れんばかりに見事に表現され、他の追随を許さぬ卓越した粟穂の彫技は、東明の独壇場を示すに余りある優品である。(重要図譜より)

重要等装具指定書(第65回)
葵美術評価鑑定書
桐箱入

価格:12,500,000円

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