ご注文番号:24583
短刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:勝寿
時在庚午冬清鍛
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は勝寿としては上々作にランクされる作品です。
鎺:金着一重
刃長:23.0センチ
反り:0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.69センチ
重ね:0.70センチ
刀剣重量:190グラム
時代:明治2年(1870年)
体配:がっしりとした短刀で身幅が広く重ね厚く、生刃が残る。
地鉄小板目肌よく練れた地鉄となる。
刃紋:皆焼刃となり、地景が入る。
特徴:勝寿は越後の刀工で竜雲斎と称し慶応頃の刀工です。1865年から3年後には明治時代となり、やがて廃刀令が出てから全ての刀匠は辞めざるを得なくなりました。勝寿も同様な道をたどったと思います。
拵:大変手の込んだ拵一作の拵です。
鞘:黒鞘の守を斜めに描いて変化を持した鞘。
小尻:縁頭:鍔:鉄地に桐紋を高彫りし金で描く。
目貫:赤銅魚子地で紋様を描き金の色絵を入れる。
馬針:鉄地に花を金で描く。鉄地に波を彫り金でも描く。
葵美術より一言:勝寿はまもなく明治となり、刀剣の製作を廃刀令のため断念することとなった。拵はよくできており、一昨拵えと言っても良いのではないかと思います。健全な作品で拵も見事な作品ですのでぜひお勧めしたい短刀、拵えです。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
価格:600,000円