ご注文番号:23755
短刀:白鞘入り
銘: 相模國広木弘邦造(無監査刀匠)
平成二十二年弥生
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は相模國広木弘邦としては 上作 にランクされる作品です。
鎺:赤銅地と金着の二重
刃長:21.7cm
反り:0cm
目釘穴:1個
元幅:1.98cm
重ね:0.49cm
刀剣重量:95 グラム
時代:平成22年弥生
体配:身幅やや狭く重ね尋常で反り尋常な肉置きの良い作品で生刃が付いた健全な短刀です。
地鉄:小板目肌実によく積んでその地鉄には驚きを感じさせる作品です。
刃紋:刃紋は直刃出来、匂口が深くつき小足が柔らかく深く付いて、山城の地鉄のごとく刃縁が柔らかく煙る風情となります。
特徴:元々広木氏は研磨も優れその素晴らしい研磨技術によって地鉄は素晴らしい。直刃出来の柔らかな刃紋には砂流、金筋状の刃紋が見てとれ見る物に訴えかける匂口の深さを感じさせます。
葵美術より一言:広木弘邦刀匠は本名を広木淳一と称し、昭和23年に福岡県大牟田市で生まれ、その父親から刀剣の政策を学んだ。 人間国宝であった隅谷正峰の門人となり本格的に山城、備前、備中、及び相州物を学びながら研磨を学んだと言われる。文化庁長官賞、毎日新聞社賞優秀賞などの賞を獲得して無監査となった刀工です。
葵美術鑑定書
全身押し形