ご注文番号:24320
短刀:白鞘入り(特別貴重刀剣)
銘:金生丸藤原英永
安政五年八月日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は金生丸藤原英永としては上作にランクされる作品です。
鎺:素銅一重
刃長: 27.8センチ
反り:0.2センチ
目釘穴:1個
元幅:2.65センチ
重ね:1.04センチ
刀剣重量:330グラム
時代:江戸時代安政5年
体配:鎧通しに近い無骨ながっしりとした作品です。
地鉄:小板目肌よく練れて肌立つ。
刃紋:沸出来直刃に二重刃が混じり、帽子、尖心に返る。
特徴:安政から慶応4年頃まで活躍する刀工です。
がっしりとした健全な鎧通しと言って良いほど厚みのある作品です。
葵美術より一言:安政5年は日米修好通商条約を締結神奈川。長崎。新潟、兵庫が開港する。
安政の大獄は、1858~1859年(安政5~6年)にかけて江戸幕府が行った
大規模な駄夏事件当時の大老であった井伊直弼は天皇の勅許を得ずに
日本にとって不平等な内容の日米修好通商条約を勝手に決めてしまった。
時代背景:日本は日米修好通商条約を締結神奈川、長崎、新潟、兵庫が開港して以来
勤王と佐幕との別れて戦う樣を濃くしていった。このような時代に製作された鎧通しでその時代背景もあったのかもしれません。
特別貴重刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形