ご注文番号:AS24277
短刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘: 長運斎是俊
安政二歳二月吉日
新々刀:中上作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は長運斎是俊 としては 上作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:素銅地一重
刃長:8寸9分(センチ)
反り:0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.89センチ
重ね:0.89センチ
刀剣重量305グラム
時代:江戸時代安政2年
体配:重ねの厚い鎧しを思わせるがっしりとした体配の短刀です。
地鉄:小板目肌良く練れて肌目がよく見える作品です。
刃紋:刃区よりのたれ刃紋でその先、匂出来丁子乱れが続き、帽子小丸に返る。
特徴:長運斎是俊は米沢綱俊の子で初名は是寺と称し明治28年11月2日60歳で亡くなる。匂出来の丁子乱れが得意な刀工として知らされている、初代は長運斎綱俊で初代との合作銘もあります。
拵:
鍔:はみ出し鍔で重ねが厚い。 蝶と蜻蛉、ホタルなどの昆虫を高彫りそ金で色絵を施す。
縁頭:鉄地に家紋を丸く入れて金で色絵をする。
鞘:黒と灰色のマダラ模様の鞘。
縁頭;鉄地に円形の家紋を入れ金で色絵を施す。
目貫:家紋を丸く囲み金で色を施す。
小柄:赤銅魚子地に牡丹の花と蝶の図柄を高彫りし金色絵をつける。
笄:赤銅魚子地に牡丹の花と蝶の図柄を高彫りし金色絵をつける。
葵美術より一言:長運斎是俊は東北地方中でも会津藩で人気があり評価された刀工です。このがっしりとした短刀と匂出来の丁子乱れは好まれた作品であったと思います。なを短刀拵も藩の侍が大切に保有したと考えられます、 拵の小道具を見ても解りますように花、や昆虫で固めた小道具から優しい雰囲気が伝わって参ります。
保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形