ご注文番号: 24458
脇差：白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 無銘(大宮)
(金象嵌)指柄片手討胴落 山野勘十郎(花押)
寒山先生鞘書: 薙刀直し 無銘 大宮
山野勘十郎裁断 刃長一尺六寸五分有之
昭和戌申新春
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は無銘(大宮)としては上々作にランクされます。
鎺:銀着二重
刃長: 49.9cm
反り:1.3cm
目釘穴:2個
元幅:2.88cm
先幅2.8cm
重ね:0.6cm
刀剣重量：580g
時代：南北朝時代
体配：薙刀を直した作品で、身幅が広く鋒が長い。
地鉄:小板目肌に杢目肌がよく交じり、よく錬れて映りが現れる。
刃紋:沸出来互の目乱れ、帽子は見づらいが同様に互の目乱れとなる。
特徴: 地鉄の肌目が良く見てとれ映りが立つ。
大宮派は山城国大宮から備前に移った盛景を祖として鎌倉時代後期から南北朝期にかけて繁栄した一派で、出来は直刃調の穏やかな作品が多い。
截断銘
葵美術より一言:裁断銘が入っているのは新刀が多いのですが古刀に裁断銘が入っているのは珍しいと思います。山野勘十郎が片手で胴を落としたということなのでしょうか。切れ味が良さそうです。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形
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