前回の回答は、
菊紋 近江守源久道(初代)/延享四丁卯年二月日でした。
特徴:近江守久道は堀太郎兵衛と称し寛永三年江州野州郡に生また。
二代伊賀守金道の門人で京五鍛冶の一人に選ばれ、
寛文元年近江大掾を受領しその後近江守になる。 銘の上部に掬紋を切り又は枝掬と称する掬紋を切る。
本作は身幅が3.23センチと広く重ねが厚くがっしりとした作品で、
錵出来の妙味を遺憾なく発揮し特に地金に地景が良く入り
刃紋は荒々しい野趣に富んだ作品で刃中に砂流が働き金筋が盛んに働く久道の傑作刀です。
正徳元年に85歳という長寿を全うする。
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第281回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成26年3月7日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
交付年月日:平成17年12月13日
刃長:71.1センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:1個
元幅:3.22センチ
先幅:2.39センチ
重ね:0.75センチ
体配:身幅広く、重ね厚い体配の良い刀。
地鉄:柾目肌良く詰んで地沸が付き精良な地金となる。
刃紋:小沸出来直刃に小足が入る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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