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鑑定会:第288回



前回の回答は、
長運斉藤江村作/拝詔十二月八日 でした。
特徴:長運斉藤江村は岡山刑務所の所長であり所内には大規模な日本刀制作工場があったと云われている。
制作者はそこでの囚人の内極めて真面目な長期刑に服していた者が集められ所長の元で懸命に刀剣の制作が行われたと云われている。
研磨もそこの工場で行われており良く研磨がなされている。
以前は長光と江村が混同されていたが徳島県の出身で昭和35年に亡くなっている。
出来は長光の作品と異なり一段と出来が良い様である。
私も以前から注目しておりましたが長光の制作本数が多く出来にばらつきがあるのに比べてほとんど全て
水準以上の作品が多く出来によっては靖国刀の出来を上回る作品もあり今後注目される作品であります。
焼入れと銘切りは必ず江村所長が行っていたという事で銘は江、江村、長運斉藤江村作等銘を入れ裏銘は入れなかった。
兼光写しの傑作。
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第288回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成26年4月25日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:44.8センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:2個 
元幅:3.28センチ
重ね:1.82センチ
体配:身幅広く、重ね厚い、三つ棟の体配の良い薙刀。
地鉄:板目肌、肌立ち、地沸付き、地景入る。
刃紋:直刃ほつれて、互の目乱れを交え喰違刃。二重刃かかり、匂口深い。
刃中、金筋、砂流入る。帽子小丸掃掛て僅かに返る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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