前回の回答は、
無銘(延寿) でした。
特徴:肥後国延寿派は山城、来国行の外孫と伝えられる国村を祖と
して国資、国時、国泰、国吉、国信、国綱等多くの名工を輩出し、
鎌倉地代末期より南北朝時代にかけて同国の菊池の地で活躍した。
その作風は山城の来一派の作に類似している。
本作は重ね厚く健全な刀で、白け映りが立ち、地金素晴らしい。
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第317回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成26年11月14日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:2尺4寸9分5厘(75.6センチ)
反り:5分(1.5センチ)
目釘穴:2個
元幅:2.93センチ
先幅:1.84センチ
重ね:0.73センチ
体配:重ね厚く、身幅尋常。反りやや浅めの刀。鎬造、庵棟、
地鉄:板目肌詰んで地錵が微塵に付き、地景入り、乱れ映りが立つ。
金筋、砂流し、足、葉よく入る。匂い口は明るく、深い。
刃紋:小のたれに互の目、尖り刃、腰のひらいた互の目交じる。
帽子、先尖って僅かに乱れ込んで返り、先掃きかける。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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