前回の回答は、
法城寺但馬守橘国正/延宝三年八月日 でした。
特徴:法城寺但馬守橘国正は武蔵の刀工で江戸法城寺一派で、
上総守兼重、和泉守兼重、貞国、正弘、吉次等と共に大いに活躍する。
出来は虎徹に似た作品で匂口の深い太い足が入り優れた作品であります。
本作は裏銘があるのも珍しき貴重な作品です。
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第378回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成28年3月11日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀はだれでしょうか。
刃長:2尺5寸1分0厘(76.14センチ)
反り:6分(1.8センチ)
目釘穴:個
元幅:2.92センチ
先幅:1.89センチ
重ね:0.73センチ
体配:身幅広く、重ねの厚い長寸の刀で反り深くつく。
体配の良い刀で表裏に棒樋を彫る。
地鉄:小板目肌良く練れて地錵がよく付き精良な肌目が見てとれる地金となる。
刃紋:匂出来、互の目乱れに丁字乱れが混じり、足良く刃入り
匂口深く柔らかく、帽子乱れ込んでくびれて丸く返る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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