前回の回答は、
薩州住正良 応肥後大掾大槻清房需造之でした。
特徴:
身幅が広くがっしりとした作品で帽子が延びた作品は九州物が最も得意とする作品です。
更に地鉄が黒く長めの錵筋や地景がある作品が多い。
刃紋は粗い錵が目立ち刃中匂口が深く砂流、金筋や芋蔓と称する太い金筋がある作品が多い。
帽子は切先が延びた作品が多く匂口が深く働きのある作品となります。
したがって解答は薩州住正良又は元平となります。
正良と元平の違いはそれ程無くより強調された作品が元平と考えられ茎尻がやや異なります。
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第429回:今回の鑑定 誰でしょうか? (平成29年3月11日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
この刀工は誰でしょうか。
ヒント
1 : 体配の良い姿で反りやや深く切先がのび体配
2 : 茎は栗尻
3 : 地金が良く詰んで地錵が付き地景がはいる
4 : 帽子は通常丸く返る
5 : 化粧鑢はない。
6 : 刃紋は直刃調に食い違いとのたれの刃紋は江戸時代初期の肥前刀の特徴をだしている。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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