前回の回答は、
無銘(古一文字)
でした。
特徴:無銘ではありますが古一文字となります
丁字乱れがやや低く一文字の刃紋としては古備前や古青江を思わせる
作品ですが映りがより鮮明に現れて古一文字として鑑定された作品です。
制作年代は鎌倉時代初期の作品です。
特徴:福岡一文字派は則宗を祖として鎌倉時代に興り、繁栄した。
則宗のほか成宗、尚宗、宗吉、宗忠、重久、貞真ら鎌倉時代初期の
刀工を古一文字と呼び区別する。古一文字は鎌倉時代中期の華麗な作風と異なり、
体配及び地鉄は古備前の赴きが見られる。
本作は刀身には瑕がなく又鎬地もあり地鉄の情況から平地と同様な小杢目に小板目肌となる。
福岡一文字派は則宗を祖として鎌倉時代に興り、繁栄した。
則宗のほか成宗、尚宗、宗吉、宗忠、重久、貞真ら鎌倉時代初期の
刀工を古一文字と呼び区別する。古一文字は鎌倉時代中期の華麗な作風と異なり、
体配及び地鉄は古備前の赴きが見られる。
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第440回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成29年5月27日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
ヒント
刃長:1尺8寸8分5厘(57.12センチ)
反り:4分2厘(1.273センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.38センチ
先幅:2.66センチ
重ね:0.67センチ
体配:身幅3.38cmと広く重ね厚くがっしりとして
反りが適度に付き大切先となり体配の優れた作品です。
地鉄:小板目肌実に良く練れて地錵が付き綺麗な肌合いとなる。
刃紋:刃区より直刃その先匂口の深々と付いた互の目乱れに
大互の目乱れとなり濤乱刃となり足が太く入り、帽子同様に丸く返る。
1:化粧やすりがある。
2:茎は写真の如く
3:彼の初期作で濤乱刃
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)