前回の回答は、
筑州山王住宗勉 宗重合作 (無鑑査)/平成久年五月吉日でした。
特徴:宗勉は昭和二年(1927)生まれの福岡県福岡市の刀匠。
小宮四郎國光に学んだ実父、宗正光(宗弘)に学んだ。
昭和三十年(1955)より作刀技術発表会(現在の新作名刀展)に
出品、数々の受賞を重ね、現在は無鑑査刀匠の一人である。
備前伝、山城伝などの作品も発表し、助広写しでも匂口の深い
涛乱刃は多くの愛刀家から注目されている。清麿写しの作品にも定評が有る。
本作は宗勉による助広写しの傑作で、出来が真に見事な作品です。
豪壮な体配をしており、刃紋も破綻のない見事な濤乱刃を焼き、刃中の働きも素晴らしい作です。
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第454回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成29年9月2日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
ヒント
刃長:33.5センチ
反り:0.7センチ
目釘穴:1個
元幅:3.0センチ
重ね:0.64センチ
体配:身幅が広く重ね厚くがっしりとした寸延び平打ちの短刀
地鉄:小板目肌よく練れて地錵がよく付き綺麗な地金となる。
刃紋:刃区より匂出来直刃となり、その先丁字乱れ
菊花風の華やかな丁字乱れとなり、帽子丸く深く返る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)