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お知らせ

鑑定会:第458回



前回の回答は、
出羽大掾藤原国路でした。
特徴:出羽大掾國路は堀川國広門下の高足の一人で、「慶長十八年(1613)三月」以降
「同二十年(1615)三月」以前の間に出羽大掾を受領したものと思われる。
同作にはのたれこんで先尖った、いわゆる三品風の帽子が多いことや、
銘字に於いてその初期には一時期「國道」と道の字を用いていたこと、
また晩年には「来」を冠しているものがあることなどから、三品家となんらかの
関係があったものと推測される。彼の作刀に見る年紀で最も古いものは
「慶長十三年(1608)」紀であり、降っては「慶安五年(1652)」紀で
「七十七歳」と行年を添えたものがあり、さらに下限の年紀で「寛文二年(1662)」紀があって、
承応以降のものを二代とする説も存在する。作風は備前伝以外は各伝を上手にこなしており、
國広門下随一の器用人であり、就中、相州伝が最も得意で志津や左文字などにも私淑している。
本作は体配も良く整い、国路の特徴の一つであるざんぐりとした地鉄と、
華やかな刃紋が楽しめるまさに国路の傑作である。
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第458回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成29年9月30日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
ヒント
刃長:61.4センチ
反り:1.0センチ
目釘穴:2個
元幅:2.82センチ
先幅:1.75センチ
重ね:0.62センチ
体配:大摺上無銘で身幅、重ねが尋常な反り適度に付き切先が延びた体配となる。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が厚く微塵に付き映りが現れる
刃紋:直刃出来に足、葉が盛んに働き二重刃ごころとなり、
帽子丸く二重刃が混じり葉が柔らかく入り
焼き詰め風となる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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