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鑑定会:第462回



前回の回答は、
無銘(延寿)でした。
特徴:延寿派は山城の刀工来国俊の門人と伝える国村を祖として
鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて肥後国菊池に栄え、
南朝の忠臣菊池家の抱工であったとして名高い。
菊池家の衰退と共に戦国末期まで続いた。
国村、国資、国吉、国泰、国信等殆ど時代を同じくして同名数代あり、
二字銘が多い。作風は良く来一派に似た所がある。
本作も来一派の特徴を良く表し直刃出来に品格のある冴えた出来。  
特に地金が抜群に良く品格があり良く見ますと
地には地景が入り飽きの来ない精良な地金です。
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第462回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成29年10月28日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
ヒント
刃長:70.0センチ
反り:2.4センチ
目釘穴:2個
元幅:2.76センチ
先幅:1.85センチ
重ね:0.57センチ
体配:摺上げ区送があるが銘が茎に完全に残り
身幅、重ね尋常な反りが深く体配の良い見事な姿をした作品です。
地鉄:小板目肌実に良く練れて地錵が付き
地景が入り黒味のする地金で肌目が良く見てとれる。
地には映りがあらわれる。
鎬地:小板目肌の杢目肌が基調に柾目が細かく混じる
刃紋:小錵出来直刃に小互の目乱れが連なり
刃中、砂流、金筋が働く。特に物打ちから先は匂口がやや深く
帽子も同様で匂口が深く二重刃となる。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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