前回の回答は、
源盛包(金剛兵衛一派)でした。
特徴:源盛包か金剛兵衛一派の刀工で、一派の作風は変わる所が無く
茎は塔婆形の形態となり地金は大肌となり刃紋は細直刃が多い。
これは宗教上の理由から僧兵の為に制作されたと考えられます。
鎌倉時代末期の盛高を始祖として9代続き室町時代には盛縄、
盛貞、吉盛、盛包などがおります。
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第469回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成29年12月16日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
ヒント
刃長:2尺2寸7分(68.9センチ)
反り:6分(1.8センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.15センチ
先幅:2.47センチ
重ね:0.72センチ
体配:身幅が広く重ね厚くがっしりとした刀で適度に反りがあり
大切先となり体配の豪壮な作品です。
表に素剣と棒樋に添樋を彫り裏には護摩箸、梵字、を見事に彫る。
地鉄:小板目肌よく練れて地錵がよく付き綺麗な澄んだ地金となる。
刃紋:匂出来互の目乱れ高低に変化があり帽子乱れ込む。
茎尻は画像の通りです。
刃紋は通常より丸みがあり写し物と考えられます。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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