前回の回答は、
無銘(来国行) でした。
特徴:来国行は来一派の祖で在銘作も多く
作刀年代は康元頃と言われております。
差裏の物打ちの刃境に小瑕がありますが
それほど気にはならず地刃の健全な状態に感銘を受けます。
第490回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成30年6月2日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
ヒント
刃長:64.6センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:1個
元幅:3.1センチ
先幅:2.32センチ
重ね:0.63センチ
体配:大摺上無銘で身幅がやや広く重ね尋常な
反りの深い優美な体配をした帽子長めの健全な刀。
地鉄:小板目肌の杢目肌が混じり地錵が付き
ちりちりとした縮緬肌と云われる地金となる。
地には映りが現れる。
鎬地:平地同様に板目肌に杢目肌が混じり柾に曲がれる。
刃紋:錵出来、直刃基調に小足が良く入り、
刃中、足、葉が働き砂流、金筋が働く。
帽子丸く匂口深く足太く働き切先鋭く返る。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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