前回の回答は、
粟田口近江守忠綱 二代(一竿子)/浅井氏でした。
特徴:粟田口近江守忠綱二代は:二代忠綱は初代近江守忠綱の子供で同名2代を継ぎ近江守を受領し一竿子と号した。
その作風は直刃の他に濤乱刃や丁字刃もあって匠であり装飾性の強い刀身彫りを得意としている。
この刀に見る頭の揃った足の長い丁字は初代の最も得た所であり二代もその作風を継承するが
初代とは異なり匂口が深く冴えて小錵の良く付く所が見所で足長丁字に砂流、金筋が絡んだ独特の雰囲気を持ち帽子丸く返る。
第510回:今回の鑑定 誰でしょうか?(平成30年10月27日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
刃長:70.0センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:2個
元幅:2.93センチ
先幅:2.04センチ
重ね:0.74センチ
体配:身幅、重ね尋常な反り深く大切先となる。
地鉄:板目肌の大板目肌が良く練れて地錵が付き地景が入る。
刃紋:錵出来直刃に互の目乱れを焼き匂口深く
刃中、砂流、金筋が良く働く。
帽子:乱れ込んで刃中、金筋が働く。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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