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お知らせ

鑑定会 : 第539回


前回の回答は、
無銘(二王)でした。

特徴:周防國二王派は平安時代保延(1135〜1141)頃の清真、または清平を祖として始まると伝えるが、確実な遺作を見ず今日では鎌倉時代中期の清綱を事実上の祖としている。清綱の現存する作例では「文永二年(1265)三月 清綱」と切った太刀が最も古く,次が「周防玖珂庄清綱 建武二年五月十五日」銘の短刀で、以後同銘は室町時代より新刀期にまで及んでいる。大和東大寺の荘園がこの地方の大部分を占めていた関係からか、二王派の作刀は大和気質の強い直刃調の物が多いが、大和本国に比して地鉄に白気映りが立ち、刃紋にうるみを見せるものが一般的である。なお二王の名の由来は「杉森という所に合戦ありて,社に火を掛けしにその門の二王像既に焼けんとするを,鉄の大鎖を宗三郎清綱の打ちたる刀にて切りて二王を助け奉る,それより二王三郎といひ子孫を二王という」という伝説があるが二王清綱の居住地と伝えられる山口県玖珂郡玖珂町には杉守(すぎもり)の名にちなんだ言い伝えがあり、大内氏の居住した鞍掛城址もその近くである。

第539回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和元年5月18日)
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ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

刃長:71.8センチ
反り:2.0センチ
目釘穴:4個
元幅:3.23センチ
先幅:2.09センチ
重ね:0.45センチ
体配:鎬造りで踏ん張りが付き、腰反りが高く堂々とした作品
地鉄:小板目肌に杢目混じり総じて良く煉れ乱れ映りが現れる。
刃紋:丁字乱れの小丁字乱れが混じり、幾分小模様ながら
出入りがあって華やで足、葉よく入る。
小錵付き金筋、砂流が細かにかかり飛び焼きが入り匂口明るく冴える。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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