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お知らせ

鑑定会 : 第560回


前回の回答は、
 無銘(手掻)でした。

特徴:大和鍛冶は奈良の寺院の密接な関係にあり、
東大寺の西の門の転害門の外辺に居住したことに因りこの名前が有るといい、
一派は東大寺に隷属した刀工達であったと見られております。
その祖は包永で彼の年代は鎌倉後期の正応頃と伝え、
以降この派は南北朝、さらに室町時代に亘って繁栄し
大和物の中では最も多くの作品が現存しております。
この刀は大摺上無銘であるが鎬幅広く鎬のやや高い造り込みで
地は板目に柾目がかかって流れ直刃調に打除、食い違い刃
二重刃などがかかり帽子も小丸で掃掛、地、刃に
良く錵が掛かるなど手掻の特色が良く示されている。

第560回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和元年10月19日)
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刃長:2尺3寸1分5厘(70.2センチ)
反り:7分(2.1センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.24センチ
先幅:2.31センチ
重ね:0.6センチ
刀身重量:855グラム
体配:身幅が広く重ね尋常な反りが深く付き
元幅と先幅が目立たず切先が多きく延びた体配をした見事な姿
地鉄:板目肌の杢目が交り肌立ち地錵が良く付機所々地景が入る。
鎬地:板目肌柾に流れる
刃紋:錵出来、互の目乱れ所々角張り校庭に変化があり野趣に富んだ刃紋となる。
帽子:一枚風に丸く尖って返り大きく焼き下げ荒々しい雰囲気となる。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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