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鑑定会 : 第586回


前回の回答は、
出和守源光平
寛文七年九月廿一日    
(金象嵌銘)山野勘十朗久英(花押)
貳ツ胴切落 
でした。

特徴:出羽守法橘源光平は江州蒲生の石堂一派で江戸に出て活躍する。
石堂常光の弟で日置性を名乗り出羽守を受領し後に出羽入道と切り
出羽入道泰信法橋源光平と銘を切る。一文字を写し新刀鍛冶の中で
最も著名な一文字を写す刀工と云われている。
本作は瑕欠点がなく見事な丁字乱れを写し吉岡一文字とも思える作品であります。

第586回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年4月25日)
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刃長:2尺4寸8分 (75.2センチ)
反り:6分 (1 .82センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.35センチ
先幅:2.5センチ
重ね:0.7センチ
刀身重量: 880グラム
体配:身幅が広く重ね厚く反りが深く付き大切先で体配良くがっしりとした作品です。
地鉄:板目肌黒味のする地金が良く練れて地錵が良く付き地景が良く入る。
刃紋:錵出来、匂口の深い互の目乱れに小互の目乱れ、尖り互の目が混じり
刃中に砂流し、金筋が働くき芋蔓状の金筋が働き
帽子、匂口深く乱れ込んで返り刃中にきらりと光る金筋が働く。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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