前回の回答は、
無銘(伝 延寿国村)でした。
特徴:本作の延寿国村は生茎である所が貴重で当時の体配が良く見て取れます。
延寿太郎といい大和弘村の子で後に来国行となる。
肥後に移り延寿一派の祖となる。作品は少ない。
鎬地は板目肌が練れて柾がかる。長さも75.3cmと長く
生茎に反りが深く付き、切先がやや延びて堂々とした作品です。
第606回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年9月12日)
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刃長:68.1センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:3個
元幅:3.0センチ
先幅:2.2センチ
重ね:0.6センチ
刀身重量:685 グラム
体配:身幅、重ね頃合いとなり表裏に二筋樋を彫り反りが深く付き切先が伸びる
地鉄:板目肌良く練れて地錵が良く付き映りが良く現れる。
刃紋:錵出来小互の目乱れに小足が良く働く刃縁が柔らかく物打ち近辺から先に掛けては一層激しく
働き足、葉。砂流し、金筋が盛んに働く。帽子乱れ込んで金筋が働き帽子尖って返る。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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