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鑑定会 : 第608回


前回の回答は、
無銘(古青江)でした。

特徴:古青江は平安時代末期から鎌倉時代初期を古青江と称している。 
その作風は隣国の古備前物に類似しており、
地金にやや地味な様子が見てとれる独特の味わい深い地金と言えます。
大変珍しいのは生茎で当時の体配を良く残しております。
表が鎬造りで裏が平打ちと大変珍しく貴重であります。  
田野辺先生も御指摘されております。
私も平安末期の作品でこの様な姿の作品は見た事が無く、
極めて珍品と言えます。

第608回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和2年9月26日)
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刃長:71.2 センチ
反り:0.8センチ
目釘穴:2個
元幅:2.94センチ
先幅:1.89センチ
重ね:0.71センチ
刀身重量: 670グラム
体配:身幅。重ねしっかりと、反りやや浅めで切先が伸びる。
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が良く付き奇麗な大阪地金となる。
刃紋:錵出来、簾刃を焼き上げて常に互の目乱れを
制作する。
帽子のたれて丸く返る三品帽子となり玉を表裏に焼く。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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