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お知らせ

鑑定会 : 第729回


前回の回答は、
大隅俊平作(人間国宝)
平成七年十二月廿三日
でした。

特徴:大隈俊平は1932年 昭和17年に群馬県太田市で生まれ
人間国宝として著名な宮入行平のもとで修行を行う
彼は直刃できの作品に傾倒して来一派、青江、そのほか古作写を専門に行い
師匠の相州伝とは異なる作品を製作し正宗賞を三度獲得し、
優秀賞やそのほかの賞を数多く獲得。1997年には刀剣界の最高峰人間国宝を獲得しました。
刃の中の働きは見事であり来一派の作風を踏襲しております。
1999年には紫綬褒章を受賞し、2005年には旭日中綬章を受賞しましたが、
残念なことに77歳で亡くなりました。私が最も驚くのは人間国宝の宮入行平
(相州伝の名人)の元で学んでいる時点でも直刃出来に終始拘っていたということです。
本来であれば相州伝を行わなければならない状況の中で
直刃一筋を守り切るのは師匠の特別な配慮がなければ出来なかったとおもわれるのです。

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第729回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和5年2月11日)

刃長:1尺9寸7分(59.7センチ)
反り:5分(1.52センチ)
目釘穴:3個
元幅:2.49センチ
先幅:1.77センチ
重ね:0.67センチ
体配:身幅、尋常な重ね尋常で
表裏に棒樋を彫り切先尋常な体配の優雅な作品
地鉄:板目肌よく練れて地錵が付き柾目に流れ
肌目よく見てとれ白気映りがあらわれる。
刃紋:小錵出来直刃、明るく冴えて帽子丸く返る。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)