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お知らせ

鑑定会 : 第776回


前回の回答は、
無銘(成家)
でした。

特徴:大擦上無銘で身幅が広く重ねの厚い豪快な作品です。備前国長船成家は景秀の子孫
と伝え南北朝時代に活躍した。いわゆる小反りに属する刀工である。名鑑には文和から康
安といった時代の遡る年期をあげている。この作風及び銘の字体などから兼光との関係が
考えられ今後の検討が待たれるところである。彼の技量は兼光一門の政光に比較して勝る
とも劣らずのたれや互の目混じりの乱れ刃を得意として兼光に比較しておおらかさに欠け
る感がある。
しかし小反りであればこれほどがっしりとした豪快な作品は少なく地景もこれほど入ると
は思えない。
作域は素晴らしくまた豪快な作品で鋒の長さも典型的な南北朝時代の姿を有しております。

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第776回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和6年1月6日)

刃長:2尺4寸5分5厘(74.4センチ)
反り:5分(1.5センチ)
目釘穴:2個
元幅:2.9センチ
先幅:2.1センチ
重ね:0.6センチ
刀剣重量 710 グラム
体配:身幅が広く重ね尋常で丸棟隣表裏に棒樋を彫り反り深くつき鋒が伸びた体配の良い姿をした作品です。
地鉄:小板目肌よく詰んで映りが見事に現れた作品です。
刃紋:直刃に小互の目乱れが混じり小足がよく働く。
帽子大きく乱れこみ金筋が入り先掃きかける。

ヒント ※画像をクリックすると拡大します。

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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。

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