前回の回答は、
無銘(藤原高田)
でした。
特徴:藤原高田は新刀期の高田物を総称して言われる。
本作は刀剣博物館の審査で藤原高田と鑑定された作品です。
体配の良い刀で、互の目乱れの刃紋が現れ楽しめる作品と考えられます。
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第780回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和6年2月3日)
刃長72.6センチ
反り:2.2センチ
目釘穴:1個
元幅:3.03センチ
先幅:2.06センチ
重ね:0.57センチ
刀剣重量:625 グラム
体配:本作は珍しく生茎の作品で目釘穴一個で
当時の体配がよく見えて茎の状態がよくわかる作賓で
体配も同様な生茎の体配がよく観察できます。
幸いであるの凌地が完全に残っておりますので
当時の作品の様子が明確にわかることであります。
地鉄:小板目肌よく練れて地景が入り
美しい肌目が良く見て取れる。地には明瞭な映りが現れる。
刃紋:匂出来直刃が明るく冴えて流れ
切先は長く丸くさきに行き小さな丸を描いて返る。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)