前回の回答は、
無銘(綾小路)
でした。
特徴:綾小路 と鑑定された作品で刀剣保存刀剣及び田野辺先生の同様な綾小路 という鑑定書が付記されております。鎌倉時代中期宝治1247年 777年前の作品です。現在重要刀剣に指定された名品で体配もよく雅味のある作賓です。おそらく良く知られた高官が保有していた刀であると思います。 現在は誰が所有してい
たのかはわかりません。
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第792回:今回の鑑定 誰でしょうか?(令和6年4月27日)
刃長:74.2 センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:1個
元幅:3.15センチ
先幅2.11センチ
重ね:0.86センチ
刀剣重量890グラム
体配:身幅が広く重ね厚く、切先がやや伸びて表裏に濃密な彫りを彫る。
地鉄:小板目肌よく練れて地景が入り、研磨が絶妙であり地鉄が詰んでよく見てとれる。通常は地鉄は無地肌となりますがこの作品は研磨の良く引こかれた地肌で研磨師の最高級の研磨によって
よく地鉄が見て取れます。またこの頭身には彫りが掘られておりますが最高級の彫りであり自身彫りと見てよくかって私が米国で購入した彫りに似ております。
彫りにも特徴があり単に龍の彫りを彫るというだけでなく棒樋などを彫っております。
彫りを彫ることを目的として刃を低く彫っており、生刃が数センチ残っておりその健全さにも驚きます。
刃紋:匂出来互の目乱れとなり切先尖って返る。
ヒント ※画像をクリックすると拡大します。
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回答は次回の鑑定会コーナーで発表致します。
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(弊社都合により鑑定コーナーに関するメールには返信できませんのでご了承ください。)