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刀:肥前国住近江大掾藤原忠広/(金象嵌)寛文六年十一月廿三日二ツ胴截斷山野加右衛門永久(花押)(特別保存刀剣)

ご注文番号:23031
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘:肥前国住近江大掾藤原忠広
(金象嵌)寛文六年十一月廿三日二ツ胴截斷山野加右衛門永久(花押)

新刀:上々作 大業物 肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は 肥前国住近江大掾藤原忠広 としては 上々作 にランクされる作品です。

鎺:金着一重
刃長:69.0cm
反り:1.4cm
目釘穴:3個
元幅:3.16cm
先幅:2.26cm
重ね:0.67cm
刀剣重量:705 グラム
時代:江戸時代寛永の頃
体配:身幅が広く重ね厚く反りが適度につき鋒がのびた体配の良い姿をした作品
地鉄:小板目肌良く練れて地沸がつき小糠肌となり肥前地鉄の綺麗な地鉄となる。
刃紋:沸出来。匂口の深い互の目乱れとなり刃縁柔らかく刃先は朝霧の煙る様な姿をした作品。帽子大鋒で帽子丸く返る

特徴:近江大掾藤原忠広は初代忠吉の子で作刀技術を学び寛永9年に父が亡くなって以来二代を引き続く。初代忠吉は多くの弟子の恵まれその後二代が家督を相続しその後も弟子が彼を助けてその後の繁栄盤石なものへと確立していった。永十八年七月に近江大掾を受領し60年間という長期にわたり昨刀を続けた。作刀数はかなりの数に上るが、上々作である二代忠広は愛刀家の多くが好み、その人気が良くうかがえる。元禄6年81歳で亡くなる。弟子には3代陸奥大掾忠吉、播磨大掾忠国、河内大掾正広、出羽守行広等キラ星の如く囲まれ更に鍋島藩の庇護の元に阿蘭陀鉄を独占した事で、独特の肥前地金を獲得し他に地金の流出を禁止する事で独特な地金を獲得し続けたと考えられます。

葵美術より一言:本作は3cmほどの擦り上げ区送があるが金象嵌銘で寛文六年十一月廿三日二ツ胴截斷山野加右衛門永久(花押)の裁断銘が施されている。肥前刀の裁断銘は少なく貴重な資料と言えます。匂口の深い直刃は変化があり刃縁も柔らかく素晴らしい出来
をしております。金象嵌も抜けがなく綺麗な象嵌です。切手 山野加右衞門永久はよく知られた截斷者です。 是非紹介したい作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

価格:3,000,000円(消費税、送料共)

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