ご注文番号:14723
刀:白鞘入り
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備前介藤原宗次としては 上作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:銀一重
刃長:70.3 センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:2個
元幅:3.05センチ
先幅:2.59センチ
重ね:0.52センチ
刀剣重量:755グラム
時代:江戸時代後期
体配:身幅が広く重ね厚く、反り適度につき
鋒が伸びた体配の良い作品である。
地鉄:小板目肌よく詰んで無地肌となる。
刃紋:小沸出来、匂口が深く、互の目乱れとなり帽子乱れこむ。
特徴:備前介藤原宗次(固山宗次)は陸奥白河に固山宗平の三男として出生し、宗兵衛と称した更に白河松平家の抱工として作刀し藩主に従い桑名に移住する。天保二年に江戸に出て鍛刀する。当時からかなり有名であったと考えられ弘化2年に備前介を受領する。藤代氏の刀工辞典では麻布永坂及び四谷左衛門町に居住し山田浅右衛門に刃味利純の指導を受ける。源清麿が四谷伊賀町に開業した時当時四谷左衛門町に居住していた宗次に挨拶をしなかったとして彼に果たし状を突きつけたという話があり、刀工気質の表れとして興味がそそられ事柄であると記載されております。当時から彼に刀を注文する武士はかなりあったといわれている。 宗次の作品はどれもが欠点のない出来が多く高技量の持ち主であった事が伺える。裁断銘の作品が多く切れ味が評判を呼んだと考えられる。宗次の最も関心されるのは駄作がない事、瑕欠点のある作品は見た事がありません。したがって固山宗次に関しては見なくても概ね判断の基準がでると言われております。
葵美術より一言:残念ながらこの作品は偽名であります。
葵美術評価鑑定書
全身押し形
※海外送料別途
価格:350,000円