ご注文番号:23802
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 備前介藤原宗次
慶応元年八月日
鞘書:備前介藤原宗次 慶応元年期 刃長二尺3寸4分
1986丙寅年2月於久我山房 薫山詩 花押
新々刀:上々作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は藤原宗次としては上々作にランクされます。
鎺:金着二重
刃長:71.0cm
反り:1.8cm
目釘穴:1個
元幅:3.0cm
先幅:2.3cm
重ね:0.7cm
刀剣重量:755グラム
時代:江戸時代慶応元年八月日
体配:身幅広く重ね厚く反りのある作品で鋒がのびる。
生刃が見て取れる。
地鉄:小板目よく練れた綺麗な地鉄となる。
刃紋:沸出来互の目乱れ足がよく入り帽子長く返る。
特徴:新新刀:上々作:武蔵
備前介藤原宗次は陸奥白河に固山宗平の弟として生まれ、
白河松平家の抱工として作刀し、後に藩命に従い桑名に移住する。天保二年に江戸に出て鍛刀する。
裁断銘や所持者銘の入った作品が多く、当時から有名で多くの武士から注文を受けていたと考えられます。
宗次の作品は出来が良く、高技量の持ち主であった事が伺える。
本作は生刃が残った健全な作品で、良い研磨が施されていて、刃中の働きがよく引き出されています。是非お勧めしたい作品です。
横手より3センチほど下の棒樋横に一箇所薄錆がございます。こちらで取り去ってからお渡しいたします。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形