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お知らせ

刀:備前介藤原宗次(特別保存刀剣)

ご注文番号:21071
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:備前介藤原宗次   
明治二年五月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備前介藤原宗次としては上々作にランクされる作品です。
藤代刀工辞典 新新刀:上々作:武蔵

はばき:金着一重
刃長:68.0cm
反り:1.0cm
目釘穴:1個
元幅:2.84cm
先幅:2.19cm
重ね:0.64cm
刀身重量: 735グラム
時代:江戸時代末期
体配:身幅尋常な重ね厚く反りやや浅く鋒がのびた刀
地鉄:小板目肌よく摘んで無地風となる
刃紋:小沸出来丁子乱れが刃区から先端まで続き帽子、乱れ込んで先丸く返る

特徴:宗次は、奥州白河で生まれ固山宗平の弟に当たる。 加藤綱英から刀剣技術を学び、固山宗兵衛と称し江戸に出て桑名藩の刀工となる。麻布の赤坂四谷左門町に住み、山田浅右衛門から切れ味の良い刀に関して学ぶ。その為彼の作品には、山田浅右衛門の裁断銘が数多く存在する。藤代先生の刀工辞典によると源清麿が四谷伊賀町に鍛冶場を開業した時挨拶に来なかったという事で清麿に果し状を付けたという話があり、当時の習慣に興味をそそられます。なお、弘化2年備前介を受領し明治の頃迄作品を制作する。
本作は、備前介を取得して安定した時代で身幅広く重ね厚の堂々とした作品です。

拵:
鍔:木瓜型鉄鍔に耳を立ち上げ梅の図柄を高彫し金で色絵をほどこす
縁:鉄地に武者の図柄を高彫し金で色絵をほどこす   頭:馬に乗る武者を高彫し金で色絵をほどこす
鞘:朱塗り鞘
目貫:素銅地で獅子の図柄を高彫する
鐺:藤の花を模して綺麗に彫る
葵美術より一言:本作の明治二年五月日に制作された備前介藤原宗次はおそらく彼の最も最後に制作された刀であると考えられます。かなり老齢となり鍛刀する力がなくなっていった時代に最後の力を振り絞って制作したと考えられます。

時代背景:1844年弘化元年阿蘭陀国王ビィレム2世が日本に親書を送り開国を迫る。 1846年弘化3年アメリカ大使ジェームスビッドル相模国浦賀に来航し通商を迫る。やがて1858年安政5年に、日米修好条約が調印される。慌ただしく時代が変遷し明治時代への伏線となる時代。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形

価格:1,500,000円(消費税、送料共)

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