ご注文番号:21126
刀:白鞘入り、拵え付き(貴重刀剣)(保存刀剣)
銘:奥白川住固山宗俊
元治元年八月日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は奥白川住住固山宗俊としては上々作にランクされる作品です。
はばき:銀一重
刃長:2尺3寸3分(70.6cm)
反り:4分5厘 (1.4cm)
目釘穴:1個
元幅:3.0cm
先幅:1.87cm
重ね:0.75cm
刀身重量:820 グラム
時代:江戸時代末期元治元年1864年
体配:身幅、重ねしっかりと生刃を残し反りが適度につき鋒が伸び。茎が長い
地鉄:小板目肌実に良く摘んで地沸がつき綺麗な肌合いとなる
刃紋:小沸出来互の目乱れに小互の目乱れが混じり刃中砂流。金筋が働き帽子ののたれて小丸に返る。帽子の刃紋に沿って表裏に根筋が働く
特徴:奥白川住住固山宗俊は固山宗次の門人で白龍子と称し作風は師匠の固山宗次に似る。通称小山惣助と称し田竜子とも称する明治3年76歳で亡くなる。
拵:肥後拵え
鍔:鉄地で5円形の鉄鍔に透かしを入れた鍔
縁頭:素銅地
鞘:この鞘は卵に殻をわって丁寧に制作した珍しい鞘です。
目貫:赤銅地で花と鳥の図柄を高彫し金で色絵をほどこす
葵美術より一言:固山宗次の弟子で刃紋は師匠に似て明るく冴えた作品が多く、刃中に金筋が働く作品が多い本作の刃中や鋒には鋭い金筋が長く働く。 宗次を超える傑作とも言えます。
時代背景:安政5年 安政の大獄
安政5年から翌年にかけて安政の五カ国条約の調印及び将軍継嗣問題に対して激化した尊王攘夷運動派に対して大老井伊直弼が行った弾圧で連座者は公家、志士百余名、吉田松蔭、橋本左内ら八名が処刑された 万延元年 桜田門外の変
貴重刀剣鑑定書
保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形