ご注文番号:24457
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 無銘(城州末行)
古刀:山城 永仁の頃1293年 731年前
葵美術正真鑑定書 特別保存刀剣
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(城州末行)としては 上々作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:金着一重
刃長: 2尺3寸1分(70.3センチ)
反り:6分(1.82センチ)
目釘穴:3個
元幅:2.76センチ
先幅:2.08センチ
重ね:0.55センチ
刀剣重量:635グラム
時代:鎌倉時代中期 永仁の頃 731年前
体配:大擦上無銘で表裏に棒樋を彫り、表は掻き通し、裏には茎の途中で棒樋を止めた、正式な擦り上げ茎となる。鋒はのびた体配の良い姿をした作品です。
地鉄:小板目肌よく練れて綺麗な地鉄となり、映りが現れる。
刃紋:小沸出来小互の目乱れとなり、刃区から先に至るまで続く。物打ちからかなり積極的に働き砂流、金筋が働き、帽子乱れ込んで、刃中、砂流、金筋がよく働く。
特徴:本作は擦上無銘でありますが、製作年代は永仁の頃で1293年頃の刀工であります。731年も前に制作したことになります。
葵美術より一言:永仁の時代は1297年永仁5年の幕府が出した永仁の徳政令が有名です。鎌倉幕府と主従関係を結んでいた
武士は高利貸しに対して借金を帳消しにして担保として預けた土地を元の御家人に戻すという発令を出しました、御家人を救うため行いましたが新たな借金ができなくなったため御家人たちはますます苦
しい状態となり鎌倉幕府に反発する様になりました。 元々御家人達は蒙古の襲来の駆り出され巨額な借金を受けていたので幕府が支払う報奨金があまりのも少なかったのが原因だったと言えます。
時代背景:。 そんな時代に制作された城州末行の刀です。 出来の素晴らしい作品で流石、山城素晴らしい作品です。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形
価格:1,250,000円