ご注文番号:AS24729
刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘:無銘(月山)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(月山)としては 上作 にランクされる作品です。
鎺:金着一重
刃長:69.4センチ
反り:2.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.16センチ
先幅:2.54センチ
重ね:0.69センチ
刀剣重量:775グラム
時代:室町時代中期から末期
体配:身幅が広く重ねやや薄めで反りが深く鋒が長い。
地鉄:小板目肌よく錬れて綾杉肌が現れる。
刃紋:沸出来互の目乱れに綾杉肌が現れる。
帽子乱れ込んで小丸に返る。
特徴:月山は奥州月山と言われ地鉄に綾杉肌が現れる特徴があります。月山は鎌倉時代から室町時代末期まで続く刀工群で舞草鎌倉時代を初期として室町時代末期まで続く。その制作方法は途絶えてしまった。江戸時代末期にはこれを復元しようと月山貞一がその制作方法に挑み成功したと言われている。 しかし江戸時代中期頃にもこの月山肌に成功していた刀工がおります。しかし月山の時代から江戸時代末期まで月山肌を研究してその祖先の名前を存続させた月山はその後著名な刀工として息子は月山貞勝に代を引き継ぎさらに月山家を継いでおります。本作は綾杉肌、月山肌を見事にこなしできは大変優れた作品です。
拵え:
鍔:木瓜形銀無垢地に菊の花を彫る。銘:山城住満永
目貫:赤銅地に龍の図を彫る。
縁頭:真鍮地に石目地模様
鞘:黒蝋色鞘に銀無垢の金具を巻く。
葵美術より一言:月山は出羽の刀工で鎌倉時代から南北朝時代を経て室町時代へと活躍するが江戸期になるとその技術は途絶えてわずかな人物により細々と制作する状況であった。 しかしその後江戸時代末期に月山は当時の月山肌を研究しその制作方法を完全に成功させた。月山貞一がことに有名です。現在でもその技術は引き継がれております。
保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
オークション開始価格:850,000円