ご注文番号:24596
刀:白鞘入り、拵え付き(第50回重要刀剣)
銘:無銘(義光)
南北朝時代:中古刀:業物:上々作:備前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(義光)としては 最上作にランクされる作品です。
鎺金着二重鎺
刃長:69.5センチ
反り:2.8センチ
目釘穴:3個
元幅:0.91センチ
先幅:2.02センチ
重ね:0.66センチ
刀剣重量:610グラム
時代:南北朝時代貞治
体配:身幅やや広く、反り深くつく
地鉄:小板目肌よく詰んで映りが現れる。
刃紋:匂出来、細かな互の目乱れ。逆さ乱れが混じり、
帽子は三作風となる。一見すると景光と思われる作品となり、
地鉄の美しさと刃紋の逆さ丁子乱れが続くなど見事な刃紋となる。
特徴:義光は備前景光の次男左兵尉大夫と称する。
義光は小ずんだ刃紋を焼き上げ景光の子と兄弟ということもあってよく似た作品を製作する。
拵え:
鍔:円形の鉄鍔に菊の花を金象嵌
目貫:家紋を金、赤銅、素銅で色絵
縁頭:赤銅地に波の図を高彫りする。
鞘:黒蝋色鞘
小柄小刀:赤銅魚子地に家紋を高彫りする。
笄:赤銅魚子地に家紋を高彫りする。
葵美術より一言:反りの深い義光の作品で景光によく似た作品で映りが現れ見事な作品です。 地鉄も一段と積んで疎くしく刃紋は細かな互の目乱れとなります。是非お勧めしたい重要刀剣です。鎬地に表裏に棒樋がないのは結構なことで当時の鎬地がよく見えてまいります。中古刀上々作の状態がよくわかります。
第50回重要刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
価格:3,850,000円