ご注文番号:24195
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘: 肥前国住近江大掾藤原忠広
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国住近江大掾藤原忠広としては 上々作 にランクされる作品です。
研磨済みかなりきちんと研磨がなされ地景がよく出ております。また刀身の彫りが生き生きした作品となり上々研磨が施されております。
鎺:金着一重
刃長: 69.6センチ
反り:1.2センチ
目釘穴1:個
元幅:2.82センチ
先幅1.96センチ
重ね:0.58センチ
刀剣重量:535グラム
時代:江戸時代寬文頃
体配:身幅、重ね尋常な反り適度に付き鋒がやや伸びた体配の良い作品で表には濃厚な剣巻龍が掘られ裏には梵字と二筋樋を彫る。
地鉄:小板目肌よく詰んで精良な小糠肌すなわち肥前肌となり地形が強く出ております。
刃紋:小沸出来直刃明るく冴える。 帽子丸く返る。
特徴:この刀には濃密な刀身彫りがあり添え名はないが忠長の彫り物と思われる。出来は優れる。
拵:
鍔:円形の鉄地に銀で網目模様が施されております。
縁頭:鉄地に銀地が描かれております。
鞘:朱塗に唐草模様が描かれ小尻には鉄地で美しく中には銀地が入っております。
目貫:赤銅地で動物の画像を描かれ金で色絵が細こされております。
葵美術より一言肥前刀は本作に如く地鉄に地形が入る作品と小糠肌の地鉄とがあります。地景のある作品は凄さを感じさせと良い地鉄と思われます。好みにもよると思いますが地景の入った作品が一般的に好まれます。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形