ご注文番号:17510
刀:白鞘入り(保存刀剣)(委託品)
太刀銘:薩摩国住国平
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は薩摩国住国平 としては上々作にランクされる作品です。
新刀:上作:薩摩
はばき:銀一重
刃長:69.2cm
反り:1.0cm
目釘穴:2個
元幅:3.3cm
先幅:2.4cm7cm68センチ
刀身重量:870グラム
時代:江戸時代正徳頃
体配:約3cm程の区送りがあり、身幅広く重ね厚く表裏に棒樋を彫り。
地鉄:小板目肌が良く練れて地錵が良く付き地景が入る。
刃紋:錵出来互の目乱れに尖り、互の目乱れが混じり
匂口やや深く砂流、金筋が働き
帽子、のたれて丸く尖りご頃に返る。
特徴:薩摩国住国平は奥次郎左衛門と称し叔父の忠清の弟子となる。
後に惣左衛門正房の門に入り、惣兵衛国平と改名する。
作品は身幅が広く重ねの厚い作品で華やかな出来で
一見すると元平を思わせる作品が多いところから
元平は国平の作品に範をおいて製作したとも考えられるのです。
それほど刃紋の出来が似ております。
葵美術より一言:銘が太刀名に切られており
身幅が広く重ね厚く大切先となり重量のある作品です。
1、2カ所に細かな割れがありますが目立たず豪壮な体配をした作品と言えます。
保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形