ご注文番号:AS24221
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 越後国光起
昭和二十年正月日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は越後国光起としては 上作 にランクされる作品です。
鎺:銀一重
刃長:66.4 センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:1個
元幅:3.22センチ
先幅2.31センチ
重ね:0.79センチ
刀剣重量:840グラム
時代:昭和20年正月(1945)
体配:身幅が広く重ね厚く反りやや深く付き鋒がのび太体配の良い姿をした作品です。
地鉄:小板目肌よく詰んで綺麗な無地風の作品となる。
刃紋:小沸出来互の目乱れに丁子乱れがよくつき、
足よく働き帽子大きく丸く返る。
特徴:本作の制作時期には、日本人は戦争の終わりに近く祈る様な気持ちで日本の戦争の勝利を祈っておりました。越後国光起も同様であったと思います。従ってこの刀は昭和20年正月と記載され、まさに祈る気持ちでこの作品を製作したと思われます。
葵美術より一言:この作品は新潟県出身の無監査刀匠として有名な刀工です。 小学校卒業の後に独学で刀を製作して行きます。
昭和10年に栗原彦三郎が開設した日本刀鍛錬伝習所に入門し戦後しばらくしてから終戦後刀剣製作が許可されてから鍛錬に打ち込み日本刀展覧会特選4回、誉特選賞2回、金牌、総裁賞など多くの受賞を獲得し1981年(昭和56年)無監査となりました。 この作品は
越後国光起の最高作として評価できる作品であると思います。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
オークション開始価格:850,000円