ご注文番号: 24672
刀:白鞘入り(委託品)
銘:傘笠正峯作之(人間国宝)
平成八年八月日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は正峯としては 最上作にランクされます。
鎺:金着一重
刃長:74.6cm
反り:2.7cm
目釘穴:1個
元幅:3.31cm
先幅2.34cm
重ね:0.79cm
刀剣重量:820cm
時代:現代平成八年
体配:機幅が広く重ね厚く反りが深くつき、鋒が伸び心で表裏に棒樋が掃掛け、生刃が付き、健全な作品
地鉄:板目肌が良く練れて肌目が見て取れる。
刃紋:匂出来互の目乱れがよく働き足がよく入る。
帽子の垂れて小丸に変える。
特徴:傘笠正峯作之は隅谷正峯(本名興一郎)は大正10年(1921)生まれの石川県松任市の刀匠。昭和16年(1941)立命館大学を卒業後、立命館日本刀鍛練研究所に入所し桜井正幸に師事した。その後独立し、故郷の松任で日本刀鍛練所傘笠亭(さんりゅうてい)を開き、多くの作品を制作した。正宗賞をはじめ多くの賞を受賞し、昭和56年(1981)人間国宝に認定された。平成10年(1998)77歳でこの世を去る。備前伝や相州伝をこなし、中でも隅谷丁子とよばれる備前伝のやわらかな丁子刃を得意とした。
葵美術鑑定書
全身押し形
価格:2,500,000円