ご注文番号:AS24841
太刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘: 隅谷正峯作(人間国宝)
昭和四十四年早春応中村利蔵需
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は隅谷正峯としては 最上作 にランクされる作品です。
鎺:金着一重
刃長:71.2センチ
反り:2.5センチ
目釘穴:1個
元幅:3.44センチ
先幅:2.34センチ
重ね:0.73センチ
刀剣重量: 915 グラム
時代:現代
体配:身幅が広く、重ね厚く、反りが深く、鋒が伸びる。
地鉄:,小板目肌よく錬れて精良な地鉄となる。
刃紋:匂口が深く、足がよく入り、体配がよく、綺麗な刃文となる。
帽子乱れこむ。
特徴:人間国宝である隅谷正峯の出来素晴らしい太刀です。堂々とした反りの深い作品で鋒は伸びて体配が良い。刃中に砂流、金筋等のが働きが盛んにある。
隅谷正峯は本名隅谷與一郎と称し、1941年立命館大学機械工学科を卒業と同時に刀匠・桜井正幸に入門した。
日本刀鍛錬所傘笠亭(さんりゅうてい)を松任市に開いて多くの作品を制作した。
昭和40年代には新作刀最高賞である「正宗賞」を3度受賞し、1981年4月20日に「人間国宝」に認定され、
1981年には重要無形文化財「日本刀」保持者として認定された。
地金の研究も行い、自家製の製鉄制作が行われ、それを鍛錬して隅谷丁子と呼ばれる独特の丁子乱れを完成させた。
皇室関係者の作刀も手掛け、彼が製作した守り刀が天皇陛下に献上された。
平成10年12月12日に逝去、享年77歳。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書:全身押し形
オークション開始価格:2,500,000円