ご注文番号:AS25045
太刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:出羽國住人大慶庄司直胤 花押
文化十四年仲春
新々刀:最上作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は大慶庄司直胤としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:金着二重鎺
刃長:80.2センチ
反り:2.1センチ
目釘穴:2個
元幅3.12:センチ
先幅:1.87センチ
重ね:0.81センチ
刀剣重量:775 グラム
時代:江戸時代文化14年仲春 (1817)
体配:身幅、重ねしっかりとして表裏に棒樋を彫る。体配の良い作品。
地鉄:小板目肌実によく錬れて精良な地鉄となる。
刃紋:沸出来、互の目乱れ、刃中に金筋が長く入り、帽子は乱れ込んで掃掛ける。
特徴:直胤は安政七年(1778)頃羽前山形に生まれ、荘司蓑兵衛と称し水心子正秀の門に入り、後に正秀と共に秋元侯に仕えた。文政四年(1821)頃筑前大掾を受領し、嘉永元年(1848)に美濃介に転じた。作風は多彩で、文化初期頃は師同様な大濤瀾乱れの作、天保頃には大和伝、更に相州伝、美濃伝、山城伝の直刃を巧みにこなしている。
大慶直胤は新々刀期を代表する名工です。
葵美術から一言:この作品には棒樋がありますが、なかごの中まで樋が通っており、その上に花押があることから、制作と同時に彫られた樋と考えられる。本作は80cmと長寸で豪壮な見事な作品です。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
オークション開始価格:3,500,000円