皆様、お元気ですか。
もう2月になりました。桜の花が咲くのも間もなくとなりました。
世界の景気も大きく変わりました。
米国では食事、建物、旅行などの料金が考えられないほど高騰しました。
一方、日本も物価が上昇し、ガソリン、電気、学校の支払いなど、あらゆるものがインフレによって値上がりしています。
一般のサラリーマンも高価な食事に驚くばかりです。
会社が給与を上げても、人が集まらない時代になりました。
トランプ氏は「これから米国は他国を援助しない」と宣言し、不正に入国した外国人を送還すると言い始めました。
また、中国人女性が出産時期に米国を訪れ、米国で子供を産んだ場合、自動的に米国籍を取得できましたが、トランプ氏はそれを許可しないと述べています。
果たして、今後どうなるのかわかりません。
第二次世界大戦が終了し、日本は一切戦うことなく平和を維持してきました。
一方、米国は朝鮮戦争、ベトナム戦争、中近東での紛争など、多くの戦いを経験し、多くの人命が失われました。
今後、日本に対して朝鮮、中国、ロシアが戦いを挑んだ場合、アメリカに頼めば代わりに戦ってくれるのか、お金を出せば済むのか、私たちは真剣に考えなければなりません。
過去に中近東で日本の行動が正しく理解されず、後になって膨大な資金を提供することでようやく面目を保ったことがありました。
しかし、米国からはその支援も無視されたことがありました。
これからは、そのようなことで済む時代ではありません。
日本もいつでも戦える体制を築いておかなければならないのです。
ウクライナがロシアに対して懸命に戦っている姿を見ると、生きるか死ぬかの戦いに同情を覚えます。
もし日本が戦いを挑まれた場合、
「アメリカ様、どうか私たちのために、お金を出しますので戦ってください」と頼んだとしても、
「冗談じゃない」と冷たい目で見られるのが落ちでしょう。
これからの時代はどんどん変わっていきます。
どの国が強いのか、どの国が弱いのかが焦点になるでしょう。
グリーンランドはデンマーク王国の一部として広範な自治が認められていますが、
トランプ氏は「米国に売却すべきだ」と発言しています。
また、パナマ運河についても「米国に返還すべきだ」と述べています。
日本製鉄が米国の製鉄会社を買収しようとした際、バイデン氏とトランプ氏は拒絶しました。
今後、日本人はどのような形で自分たちを守っていかなければならないのでしょうか。
自動車産業においても、米国では米国人を雇用し、現地で生産する必要があります。
その車が日本に輸出されるのです。
日本で車を製造するにはかなりの時間と経費がかかります。
約半年は必要でしょう。
米国で生産した車を船で日本に輸送する方が安いのです。
世界は大変狭くなりました。
日本にも多くの外国人が訪れています。
まるで日本国内を旅行するかのような気持ちでやって来るのです。
私は代々木に店を持っておりますので、外国人が増えたことを実感しています。
最近では、日本人かどうか見分けがつかないこともあります。
アジア系の友人が増えたことに驚くばかりです。
日本で働く外国人も多くなり、私たちもそれに慣れてしまいました。
しかし、これから彼らと上手く融和できるかどうか、大変厳しい状況が待っています。
中国からも多くの人々が日本に訪れています。
なにしろ、日本の物価が下がり、食事、旅行、旅館の費用などが安価で楽しめるからです。
しかも、日本は安心・安全な国とされています。
しかし、私はそうは思いません。
先日、お客様と話題になったのは、
「これからは1週間に3日働けばいい」とのことでした。
私は唖然としました。
私が働いていた時代は、1週間に6日勤務でした。
「これでは外国人に負けるだけだ」と話しましたが、
「まあ、やむを得ないのかな」と思う部分もあります。
刀剣商の私が最近悩んでいるのは、
外国人が日本に来て多くの日本刀を購入し、海外で販売するケースが増えていることです。
日本人は「外国人は日本刀に関して無知だ」と考えがちですが、
実際には彼らは日本刀を非常に大切に保存しています。
よく勉強し、日本の習慣や日本刀について深く学んでいます。
国外で日本刀や武具を販売する業者も増えています。
その結果、日本国内に流通する刀剣の数は減少し、
やがて日本国内には「屑刀」しか残らない状況になるかもしれません。
事実、日本から多くの刀剣や武具が海外に輸出されたため、
市場で販売される作品は少なくなっています。
もともと江戸時代などでは、日本国内で高級な刀を保持していたのは、大名や高級武士の一部のみであり、
一般の侍は良品を持てなかったのではないかと考えています。
日本は、刀を保存するのに適した気候ではありませんが、
日本人の「物を大切にする習慣」によって守られてきました。
日本人が子供たちに日本刀を見せ、
その価値を伝え、大切に保存させることで、
より一層の敬意を持って受け継いでいくのではないでしょうか。
「なぜ日本刀は美しい状態に保たれているのか」
「なぜ定期的に手入れをするのか」
こういったことを伝えれば、
日本人が日本刀に誇りを持ち、次の世代へと受け継いでいくのではないかと思います。
本日、米国人のご夫妻とお子様2人が来店され、脇差を購入されました。
このように、日本刀を恐れず、よく説明をすれば、
日本刀に対して愛情を持ち、将来にわたって大切に保存されるでしょう。
若い人たちに伝えたいことは、
「しっかりとした意見や言葉を、自分自身で考えることが必要である」ということです。
老人を労わりましょう。
まもなく、君も老人となるのです。
困っている人には、優しく手を貸してください。
お父さん、お母さんを大切にし、
時には美味しいものを食べさせたり、旅行に出掛けたりしましょう。
子供は馬鹿ではありません。
よく話をし、ボーイスカウトのように、
上の子供が下の子供を教えたり、労ったりする経験を積ませましょう。
キャンプファイヤーをしたり、自然に触れさせたりすることも大切です。
人生は90歳くらいで終わります。
生きている間、楽しく、時には苦労をし、辛い出来事に耐えて生きてください。
きっと、良い人生を過ごすことができますよ。