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お知らせ

脇差:備州長船盛光(特別保存刀剣)

ご注文番号:AS24828

脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:備州長船盛光
応永廿二二年十月日

鞘書:田野辺先生
備前国長船盛光
刃長1尺3寸1分 千時令和辛伍季 南月 探山織
六字銘与応永の二十四年期有之
幅の割に寸延びて浅く反る平打小脇差の形態面太い直映りの現れる肌目立つ板杢の地鉄に腰開きの互の目乱れ交える刃文を焼き
匂口明るく乱れ込み尖り帽子に結ぶなど同工及一類の代表的優品也逞しき三鈷附剣の彫りは同工三度経眼せり。

中古刀:大業物:上作 備前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 備州長船盛光としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:金着一重鎺
刃長:39.7センチ
反り:0.4センチ
目釘穴:2個
元幅:2.78センチ
重ね:0.61センチ
刀剣重量:285グラム
時代:応永24年10月日(1417)
体配:表には梵字、素剣、爪を彫り、裏には素剣と梵字を彫る。
地鉄:小板目肌実によく錬れて美しい地鉄となる。写りが現れる。
刃紋:匂出来、互の目乱れとなり、先も乱れ込んで先端は尖って返る。

特徴:備州長船盛光は修理享と称する。作品は応永二年頃より永享年間まで存在する。盛光と康光がこの当時著名な刀工として有名であり、盛光はやや大振りの作品が多く、乱れ刃が多い。康光は穏やかな直刃または優しい備前乱れが多いと言われております。どちらも映りが立ち、地鉄が抜群に良い作品となります。

拵:
鍔:四分一地はみ出し鍔に菊の図、縁にはで竹の画面を彫り所々金で色絵。銘:義行
縁頭:赤銅地に梅の花と鶴を高彫りし金銀で描く 。銘:愛山義行
鞘:黒呂色刻鞘
目貫:銀地に牡丹を高彫りする
小柄:赤銅魚子地に花の図を高彫りし金で色絵を施す。
小刀付き

葵美術より一言:備前刀の地鉄の素晴らしい時代の始まりと言って良い。優れた地鉄はほぼこの時代に始まり、抜群に優れた小板目が詰んで美しい地鉄となります。 必ずこの両者は映りが立ち、優れた作品と申せましょう。鞘書は田野辺先生の鞘書がついております。また
この当時は短刀・寸伸び短刀が多く、刀はほとんどございません。
大切に長年持っておられた作品で拵も見事な作品です。銘のある鍔と縁頭、さらに目貫は見えませんが作域きが同じで同様な作品と考えられます。

特別保存刀剣
葵美術鑑定書:全身押し形

オークション開始価格:2,000,000円

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