ご注文番号:AS25099
脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(委託品)
銘:兼定(兼㝎)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は兼定としては上々作にランクされる作品です。
鎺:素銅に金銀、竹林賢者図を透かし彫りする。
刃長:34.0センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:1個
元幅:2.63センチ
重ね:0.58センチ
時代:室町時代中期頃
体配:身幅重ね尋常な反りのある平造りの脇差
地鉄:小杢肌良く練れてが付き地景が良く入り、映りが現れる。
刃紋:沸出来、互の目乱れ、帽子尖りごころに返る。
特徴:兼定(二代之定)は初代の子で吉右衛門尉と称し明応の始め頃には兼定と銘を切る。永正8年頃に和泉守を受領する。
美濃では関孫六と和泉守兼定が筆頭で最上作、最上大業物として選ばれた最高峰を行く刀工と言えます。
江戸時代には千両兼定といわれ垂涎の刀として名をなした。
2代兼定を所有した大名には武田信虎、柴田勝家、明智光秀、細川幽斎、細川忠興、森長可など又島津家でも之定の名刀が伝えられている。新撰組の土方歳三は幕末11代兼定の作品を保有していた。虎徹の刀が50両であった時代に千両と呼ばれていた(千両兼定)は大名家が保有する刀として誰からも求められた刀といえます。
現在と異なり刀が侍の最も価値のある品物として日本刀が最も評価されていた所以でありましょう。
拵:海老鞘
鍔:変わり形の鉄鍔に桜の花を金色絵
縁頭:鐺:鉄地に桜の花を金色絵
鞘:海老鞘
目貫:金無垢地?に菊の花を高彫りする。
小柄:鉄地に蔓草や花の紋様を真鍮象嵌する。
小刀:銘:筒井越中守包国造之
特別保存刀剣
葵美術評価鑑定:全身押し形
オークション開始価格:2,350,000円