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お知らせ

脇差:日置光平造(保存刀剣)(刀剣研究連合会鑑定書)

ご注文番号:AS23580

脇差:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)(刀剣研究連合会鑑定書)

銘: 日置光平造

新刀:上作:良業物:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は日置光平としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:銀一重鎺
刃長:56.4センチ
反り:0.8センチ
目釘穴:2個
元幅:3.18センチ
先幅:2.22センチ
重ね:0.74センチ
刀剣重量:545グラム
時代:江戸時代 承応頃(1652-1655)
体配:身幅がやや広く重ね厚く、反りがついた切先の伸びた体配の良い作品で表裏に棒樋を彫る。
地鉄:小板目肌よく積んで精良な無地風の地鉄となり、映りが現れる。
刃紋:小沸出来、匂出来に近く小丁子乱れとなり、小足よく働く。帽子はほぼ丸く返る。

特徴:江州蒲生の石堂一派は江戸に移り、石堂常光の弟で日置姓、出羽守を受領する。後にに出羽入道と称する。江戸に出て以来、得意の丁子乱れを焼き一文字の復活に努めて当時強い人気を確保しました。

拵:
鍔:楕円形の鉄地に水車と波を高彫りする
縁頭:鉄ちに植物を金で色絵を施す。
鞘:小豆色の鞘
目貫:赤銅値に団栗の実を高彫りし金で色絵を施した図。
鐺:栗型:鉄地に花の図柄を描く
小柄小刀:素銅地に細かな筋を入れて植物と蜻蛉の図柄を高彫りし金で色絵を施す。

葵美術より一言:私自身の思い出ですが米国で日本刀を購入していた時、ある老人が光平の脇差を保有されておりました。珍品であったので是非売って欲しいと頼み、その方のご自宅を訪れた時にその品物を拝見しました。この作品は新刀大鑑722ページに掲載していた作品でした。銘は「出羽入道泰信法橋光平 天和2年8月日 信州於松城造」と刻まれた作品で大小となっていた片割れであったということがわかりました。刃紋も同様な光平の最高傑作でした。恐らく大刀だけは日本にあり、脇差は戦後海外に持って行かれたのでしょう。ご自宅では奥様がお食事を作ってくれ楽しい思い出でした。旦那様が奥様に向かって「今日の食事はとてもおいしいよ」と話されたのを今でも覚えております。さて本作は刀に近い長さの脇差ですが、がっしりとした作品で地鉄には美しい映りが現れ、刃紋は吉岡一文字風に良くできた作品です。日置光平の出来の良い作品です。拵えもよくできておりますので是非お勧めしたい作品です。

保存刀剣
刀剣研究連合会鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形

オークション開始価格:550,000円

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