ご注文番号: AS24504
脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:無銘(古宇多)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は としては 上々作 にランクされます。
鎺:金着二重
刃長:52.8cm
反り:0.8cm
目釘穴:1個
元幅:3.18cm
先幅2.36cm
重ね:0.71cm
刀剣重量590g
時代: 鎌倉時代末期から南北朝期
体配: 磨上、区送のある無銘の脇差で身幅が広く重ね厚く反りが浅く鋒がのびた作品
地鉄:黒味のする板目肌が肌立ち地景が入る
刃紋:小沸出来直刃に二重、三重刃がかかり、小足や葉が入り、金筋よく現れる。帽子刃に沿って小丸に返る。
特徴:宇多派は大和国宇陀郡から越中に移住した刀工一派で、鎌倉時代末期の古入道国光を祖として国房、国宗、国次などの刀工が活躍し、江戸時代まで繁栄した。室町時代初期の応永(1394〜)以前の作を古宇多、それ以降のものが宇多と呼ばれる。則重に似た出来が多く、肌目の良く目立つ作が多い。
拵:
鍔:円形の鉄鐔, 桐の図
縁頭:赤銅魚子地
鞘:黒呂色鞘
目貫:牛の図柄を彫り金で色絵を施す。
葵美術より一言: 本作は肉置きの良いがっしりとした健全な作品で、本作は古宇多と鑑定された作品ですが地金が抜群に良く、地景が激しく入った地鉄が抜群に良く、直刃に二重、三重が交じり、金筋砂流が働いた刃文は見事です。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書
全身押し形
オークション開始価格:550,000円