ご注文番号:AS24555
脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:肥前国陸奥守忠吉
新刀:最上大業物:上々作:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国陸奥守忠吉としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:1尺8寸1分5厘(54.94 cm)
反り:5分(1.52 cm)
目釘穴:1個
元幅:3.03センチ
先幅:2.06センチ
重ね:0.58センチ
刀剣重量:475グラム
時代:江戸時代万治の頃
体配:身幅が広く重ねしっかりと表裏に棒樋を彫り
反りの深い作品です。
地鉄:小板目肌よく錬れて肥前肌の美しい地鉄となる。
刃紋:刃区より直刃、その先より互の目乱れとなり、
帽子、尖心に小丸となる。
特徴:二代忠広の嫡子、忠吉3代目にして新三郎と言う。万治3年10月に睦大掾を受領する。寬文元年八月に陸奥守に転じ2代忠広の代作を打つ。 この代作名の出来は素晴らしく多くの作品が重要刀剣に指定されております。
拵え:
鍔:円形の赤銅魚子地鐔に花の図を彫り金色絵。
縁頭:赤銅魚子地に獅子と牡丹の図を彫り金色絵。
鞘:朱鞘
目貫:獅子の図を彫り金色絵
葵美術より一言:作刀期間が短かった為制作本数は少なく、私見では肥前刀ではまず最も優れた作品はこの陸奥守忠吉であり、次に初代忠吉m次の近江大掾忠広と私は思います。 陸奥守忠吉の直刃は極めて優れた地鉄となり刃紋も素晴らしい。本作は乱れ刃ですが、直刃とは異なった趣がございます。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形
オークション開始価格:1,850,000円