ご注文番号:19645
脇差:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)
銘:貴光
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 貴光 としては にランクされる作品です。
鎺:銀一重
刃長:50.9cm
反り:1.23cm
目釘穴:3個
元幅:2.80cm
先幅:1.92cm
重ね:0.65cm
刀剣重量:430g
時代:室町時代明応の頃 1492年
体配:擦り上げ無銘で銘や年月日は残る
地鉄:小板目肌良く練れて肌立ち映りが現れる
刃紋:小沸出来直刃となり刃中、小足がよく働き、帽子、丸く返る。
特徴:室町時代中期から末期にかけて活躍した貴光の作品です。いわゆる片手打ちです。南北朝時代は馬上で戦う太刀を使うことが主流でしたが、室町前期からは地上戦で用いる打刀の需要が増えました。使い勝手の良いこの打刀を、片手で扱いやすいことから「片手打ち」と呼びます。当時は地鉄も良く出来の良い作品が多かったのですが戦争が激しくなると大量生産が始まり、多量の芯鉄に薄い皮鉄を合わせた作品がつくられる様になったのです。
拵:
鍔:赤銅石目地地に耳を銀地で桐紋を高彫し金で色絵をほどこす
縁頭:鐺:銀地の桐紋を高彫し金で色絵をほどこす
鞘:黒蝋色鞘
目貫:銀地
小柄:銀地に桐紋を高彫し金で色絵をほどこす
小刀:備中水田住山城大掾国重とめいがある。
割笄:赤銅
葵美術より一言:貴光は備前勝光の一族で平右衛門尉と称し地鉄が綺麗で刃紋も直刃が多い。
品のある作品で地鉄に映りが現れ直刃できに小足が入った穏やかな刃紋、 拵は突兵風の一作拵えです。
保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形